審美歯科
当院の審美歯科治療の特徴
審美歯科と聞くと「見た目の美しさを追求する特別な治療」と思われる方が多いと思います。しかし、審美歯科で大切なことは歯並びとお顔との調和や歯が本来持つ機能をしっかり考えた治療を行うことです。

当院では、見た目を追求するのはもちろん、噛み合わせや咀嚼といった本来の機能面を重要視しています。
また、ホワイトニングと呼ばれる歯を白くする技術から、歯をなるべく削らず白くする新しい技術まで広く対応しています。
歯をほとんど削らずに歯を美しく【ラミネートベニア】
歯の表面を約0.5~0.7mmほど削り、表面にラミネートベニアと呼ばれるネイルチップのような薄いセラミックスの歯を接着させる方法で、麻酔を使わずできる治療法です。歯の色調の改善だけでなく、わい小歯(先天的に小さな歯)でお悩みの方もご相談ください。

すき間のある前歯や変色、欠けたり折れている歯を美しく取り戻すのに最適です。
ラミネートベニアは、自分の歯を少し削る必要がありますが、歯のホワイトニングより白くなります。また、少しの歯並びの修正であれば、矯正よりも短期間(2回程度)で治療できます。
全く削らない治療をご希望の場合は、歯列矯正をお勧めします。特に今はマウスピースで行う矯正が進歩しています。どうぞ、お気軽にご相談ください。
セラミック治療のメニュー
より天然の歯に近い白さや、強度をお求めの方にはセラミックによる治療(自費)をお勧めします。インレー治療とクラウン治療の2種類があります。セラミッククラウンの説明をします。

メタルボンドクラウン
土台になる金属の上からセラミック(陶器)素材を覆い、しっかり焼き付けたものです。表面にセラミックを使用することで天然歯に近い色調や質感を再現でき、十分な審美性を持ち合わせます。経年変化による変色や磨耗が少ない丈夫な材料です。
●丈夫で硬く、摩耗しにくい
●変色や色素付着の心配が少ない
●加工の自由度が高く、難しいケース、ブリッジに応用できる
●内側の金属によって、歯ぐきや歯が少し黒ずんで見える場合がある
●金属アレルギーがある方に向かない

オールセラミッククラウン
メタルボンドクラウンと違って、金属を使用せず光を透すセラミック材料でできています。天然の歯に近い透明感ある仕上がりになるため、見た目が気になる前歯に適しています。
●天然の歯に近い透明感で、より自然な仕上がりになる
●好みの白さに調整できて、着色汚れがつきにくい
●保険適用の銀歯のように金属イオンが体内に流出する危険性がなく金属アレルギーの心配がない
●金属類によってできる歯の根元や歯ぐきへの変色がない

ジルコニアクラウン
「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほどの耐久性を誇ります。従来のセラミックのデメリット(脆さ・クラウンに応用できない)を克服した素材として、審美歯科治療で最も注目を集めています。
ジルコニアセラミック併用のクラウンは、ジルコニア単独と、ジルコニアの表面にセラミックを貼り付けた2種類のクラウンがあります。
●見た目はトップクラスのセラミック素材
●保険適用の銀歯のように金属イオンが体内に流出する危険性がなく安心
●真珠のような色調、丈夫で壊れにくく、比較的安価